毎日食べる白菜の歴史のお話

お鍋や漬物など、日本の食卓になくてはならない野菜が白菜です。アブラナ科アブラナ属の二年生植物で、旬の時期は主に冬ですが最近ではほかの季節にも楽しめます。

原種は中国で生まれ栽培されてきましたが、現在の白菜のように結球しないものもありました。日本での白菜の歴史は意外に新しく、明治時代に政府によって導入されました。アブラナ科の植物は交雑性が強いため、系統維持が難しく、はじめのうちの栽培はほとんど失敗に終わっています。

その後大正にかけて、各地の農学校や研究機関において隔離などによる栽培で、白菜の育種に成功するようになりました。

現在では日本の野菜の生産量でいうと第3位の野菜ですが、定着までにはさまざまな苦労があったことが分かります。

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