トマトといえばイタリアというイメージがありますが、意外なことに世界1位の産地は中国で、全体の約30%を生産しています。中国のモンゴルに近い内陸部で生産され、殆どが加工用として輸出されています。
2位のインド、3位のアメリカに続き、エジプトやイランなど中東に産地が集まっているのは、トマトが乾燥した雨の少ない土地を好むため栽培に適しているからです。イタリアの生産量は全体の3%程度ですが、加工用トマトの生産が盛んで日本でも輸入量の4割を占めています。
生食用トマトの最大の輸出国はメキシコで、生産量の9割が生鮮市場に出荷されています。
もともと南米はトマトの原産地ですので、栽培する上で環境が適しているのかもしれません。